近江ちぢみ ~しぼが清涼感を生み出す夏に最適なきもの~

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  • 近江ちぢみとは

近江ちぢみとは、しぼが特徴的な麻糸を使用した夏着物です。

近江ちぢみは昔ながらの技法でしぼを際立たせることにより、肌との接着面積をできるだけ狭めて、清涼感をだしている着物になります。夏の暑い時期など、涼しく着物を着たいときに最適な着物です。また、浴衣とは違い高級感も十分にあり、決してやすっぽさを感じさせません。どんな年代の方にでもお使いいただける着物であり、幅広く愛されている着物の1種です。

 

  • 生地の歴史

“近江上布”700年の歴史

鎌倉時代に京都の職人が近江の国に移り住みその技術(麻織物)を伝えましたことが起源とされています。

昭和52年に国の伝統工芸品の指定を受け、今もその伝統は受け継がれています。

近江に麻織物が発達した理由としては、

愛知川の豊な水と琵琶湖がもたらす高湿度という環境が挙げられます。

 

 

  • 伝統的な技法

“近江ちぢみ“は400年の伝統ある技術によって織り上げられた強撚糸使いの織物を、昔ながらの技法(しぼ取り板“と呼ばれる板の上で手作業によって揉み出される)匠の技新しい技術を組み合わせた加工法によって作り出された“しぼ”加工品です。

キーワードになるのは「しぼ」で、「しぼ」とは織物のちぢれです。経糸と横糸の段差をつけて人為的に作られるものです。いわゆる「ちりめん」の生地はその最たるもので、この近江ちぢみでも使われている技法ということになります。

 

 

  • “麻“の特徴

では、続いて麻についてみてみましょう。麻は植物学上では50種類以上有ると言われています。

代表的なものに亜麻(リネン)・苧麻(ラミー)・大麻(ジュート)等が有りますが衣料品で“麻“と呼ばれるのはその中でもしなやかさと光沢に優れた‘リネン’と‘ラミー’です。この2つはよく耳にするかと思います。

麻のさらっとした肌触りと清涼感は汗をかく季節に最適です。

麻の繊維にはストローの様な通気口があり、体の熱を外に発散し同時に水分(汗)を吸い取る働きをする天然のエアコンともいうそうです。

まさに高温多湿の日本の夏には最も適した繊維といえるでしょう!

その他にも、汚れが落ちやすい・洗濯に強い・渇きが早い等、多くのメリットがあり清潔さと丈夫さを兼ね備えた最適の繊維です。まさに普段着使いの着物としてはぴったり!

 

先染めの麻糸です。

 

 

 

 

 

 

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